読んだ本

フランク・シェッツィング「深海のYrr(中)」(ハヤカワNV) 2009.06.15 03:27

中巻の中頃まで読み進みました。
話がすごく展開していきます。面白くなってきました。

面白くはなってきたけど,今度は話が大きすぎてわけわかんない感じもします。

フランク・シェッツィング「深海のYrr」(上)(ハヤカワNV)

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吉川英治「新装版 三国志」(講談社文庫) 2009.05.09 10:33

今更ですが,,,三国志読みました。ずーっと前に途中で挫折して,最後まで読んでみたいと思っていたところに新装版を見つけて再度最初からチャレンジしました。

歴史小説は面白いけど,こういうのを面白く読めるのは年取った証拠のような気もして少し複雑です。

1800年ぐらい前から,戦争するときには自らの正当性を訴えなければならず,さらに大義名分にも「民の和平」というのが入っているわけで,人間って成長してないのかも知れないと思いました。

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佐藤優「交渉術」(文藝春秋) 2009.04.21 03:45

先日,根室に行ってきたのですが,納沙布岬からは北方領土は本当に目と鼻の先なんですね。根室の方々にとってはリアル(他に良い言い方が思いつきません)な問題なんですね。
さて,「交渉術」。「これが嘘をつく男の目ですか」のお話が本書にも収録されていました。著者は既出のネタを忘れるような人でもなさそうだし,これだけ何度も出ていると既出のネタ忘れるような人でも気づくでしょう。
佐藤氏は,よっぽどこのネタがお気に入りのようですね。きっとこれから先も使い続けるのでしょう。
このネタ元になった人が未だに外務省にいるんですよね。北方領土は果たして帰ってくるのでしょうか。心配です。

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保阪正康「崩御と即位」(新潮社) 2009.04.20 15:18

タイトルからは,昭和から平静に変わる頃よくテレビで放映されていた儀式の内幕かと思ってましたが,違っていました。
孝明天皇から平成天皇までの時代の変わり目に焦点を当てたノンフィクション。近代史って知ってるような気になってるだけで,何も知らないなぁ〜と改めて思いました。

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伊勢崎賢治「武装解除 紛争屋が見た世界」(講談社現代新書) 2009.02.20 14:53

多国籍の軍人,警官を部下に従え,現地の知事職まで務めDDR(Disarmerment,Demobilization,Reintegration 武装解除,動員解除,社会再統合)の責任者であった著者がDDRの現状と,日本が関わる際の問題点を示しながら平和論を語る。
PKOはニュースや新聞で読んだことはあるけど,日本人がこんなに活躍しているとは知らなかったし,具体的な作業についても知らなかった。
紛争処理って,第三者が圧倒的な武力を見せつけて当事者の動きを止めてしまうんですね。かなわないと思わせる。紛争地での警備というイメージがあったけど,武力がその地域にあるということに意味があるわけだ。
筆者は現状での紛争処理への関わり方に問題があることを示しながらも護憲を唱える。矛盾しているようにも見えてしまうけど,著者の中では完結してるんだろう。

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山田悠介「モニタールーム」(角川グループパブリッシング) 2009.02.18 13:32

周囲を地雷原で囲まれた村で生活する老人と少年3人,少女1人の子どもたち。子どもたちは生まれて間もないころから,この村で老人と生活していた。
月給100万円で雇われた主人公の仕事は刑務所の地下のモニタールームで,子どもたちの生活を監視すること。モニタールームの傍らには村で暮らす少女の母親が収監されていて,母親も牢獄の中に設置されたモニターで少女の姿を見せられている。
こども達は閉鎖された村の中で暮らしているので両親の存在を知ることもないまま暮らしているが,母親は一方的に村の暮らしを見せられていて,娘の行動を心配するしかないのである。特に村はずれの地雷原の間近まで遊びに行ってしまうと,心配で心配で仕方がないのである。近未来の物語なので,地雷原で孤立した村の中の様子もこども達に知られることもなくモニターできるし,その世界の中では娘を名前も知らないような国まで連れて行って地雷原の中に隔離し,その様子を見せ続けるという刑も存在している。

 

 

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麻生幾「特命」(幻冬舎) 2008.10.25 06:04

洞爺湖サミットの4日前に成田空港に到着して偽造パスポートで入国しようとした外国人が死亡した。この外国人のダイイングメッセージの謎を探るためにキャリア警察官が特命を受けて単独で捜査を開始するとダイイングメッセージの謎は明らかになっていくけど,不可解なできごとが起き始める。

結末は意外でした。思いも付きませんでしたが,警察の中では本当にあるのかもしれないような内容です。

全般的にはおもしろいけど,話の展開についていけないところがあったのが残念です。

登場人物が外務省のインテリジェンスを痛烈に批判してるけど,アンチ佐藤優かと思ってしまった。

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池上永一「シャングリ・ラ」(角川書店)読み終わりました。 2008.10.20 16:08

前にhttp://www.trip-mania.jp/index.php/site/comments/191/で書いた「シャングリ・ラ」読み終わりました。帯に「映画化もアニメ化も無理でしょう」と書いてあって「何を大げさな」と思ってましたが、そんなことはありません。映像化した時点で物語が陳腐化してしまうか、わけがわからなくなってしまうだけでしょう。読んでる方も想像力の限界を試されているような気がしました。

二転三転しながら並行して進んでいた物語がリンクしていくのが良かったです。

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宮部みゆき「レベル7」(新潮文庫) 2008.09.26 16:19

行方不明の高校生と記憶喪失の男女の物語が別々に進んでいきます。
別々に進んでいる物語が一つに収束しながら,なぜ高校生が行方不明になったか,男女はなんで記憶を失ったのか謎が解けていきます。
謎が解けそうになってからも敵味方がぐるぐると入れ替わり,途中で「先が読めたな」と思っていた結末は裏切られてしまいました。
最後までドキドキしながら読めました。

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村上春樹「東京奇譚集」(新潮文庫) 2008.09.26 16:09

表紙とタイトルに惹かれて買ってしまいました。
読み始めて,気がつきました。前に買ったことのある本でした。
短編が4つありますので,別の本でこの短編だけ読んだのかなと思っていたら,全部読んだことありました。
家に帰って本棚をみると,同じ本が並んでいました。残念。
タイトルだけを見るとホラーのようだけど,ちょっと不思議な,「こんなことあるね」と思ってしまう物語です。(「こんなことないやろー」という物語もあります。)
「こんなことあるね」というところまでは思うのですけど,実際に自分にあった「こんなこと」って,なかなか思い出せません。

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野口悠紀夫『超「超」整理法』(講談社) 2008.09.20 13:36

前半は,野口悠紀夫版Google Hacksという感じでした。何となくこういう使い方してるなぁ〜という気もしますけど,自分が漠然とやってたことが体系的に具体的な方法論として文書になっているのを読むと,妙に気持ちいいです。

一番興味深かったのは6章7章の後半部分です。
一番印象に残っているのは,タイトルからは少し遠いですけど,244ページの

「仕事をしていなければ仕事は完成しない」。これは自明のことである(ただし,この自明のことを忘れている人が多いのも事実だ)。

部分です。

ああ,私も忘れてたような気がします(笑)

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桐野夏生「東京島」(新潮社) 2008.09.18 00:23

笑犬楼大通り 偽文士日碌の8月19日の記事を読んで買ってみました。
まだ,読んでいません。
—2008.9.18追記—
読みました。32人が漂流した無人島に女性は一人で,果たして脱出することができるのかという物語です。
笑犬楼大通り 偽文士日碌の8月19日の記事に「結末近くの隠れたトリック」(41ページ最終行)と書いてあったのでミステリかとも思いましたが,そうでもありません。脱出に向けて裏切りがあり,人間関係が逆転したりと,最後まで一気に読めました。

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