市橋容疑者の移送 2009.11.12 08:34

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11月10日に市橋容疑者が大阪の南港で逮捕されて,東京駅着23:45の「のぞみ58号」で移送されました。偶然,私は一本早い東京駅23:32着の「のぞみ56号」で東京に向かっていました。

途中,新大阪や名古屋でいかにもプロのカメラマンという感じの人がホームに大勢いたので有名人でも乗っているのかと思っていたら,新幹線車内の電光掲示板のニュースで市橋容疑者が東京へ移送されることを知りました。

東京駅で新幹線を降りると,既に改札では何人かカメラマンが待ちかまえていました。八重洲中央口の改札を出て,当日宿泊するホテルがある日本橋口の方面に歩いていくと,日本橋口側の新幹線の改札には既にロープが張られ,その周りには報道関係者が陣取っていました。

ロープが張られているのでホテルのある方へ行けません。無理すれば渡れなくもないようですけど,カメラ向けて待ちかまえているところを横切る勇気もありませんし,東京駅に到着する新幹線はあと一本で,10分もせずに到着するはずだから私も待ってみることにしました。

新幹線が到着するまでは,上記の写真みたいな雰囲気で特に混乱もなかったのです。

のぞみ58号が到着した23:45になっても,いっこうに人が出てくる気配はありません。

新幹線が到着したはずの23:45から15分ほど過ぎた頃,遠くの改札の方で大きな声が聞こえてきました。市橋容疑者が降りてきたのでしょう。よくは見えないのですが,いかにも騒ぎになっているという感じでした。

しばらくすると,市橋容疑者がこちらに向かっているのか,大勢の人が一気に駆け寄ってきました。その場に立ち止まるのが怖いぐらいの勢いだったので,私も出口の方に向かって動きました。

大勢の大人がカメラ片手に駆け寄ってくる,不思議な光景です。前へ行って見なければならない,写真を撮らねば,という気持ちになってくる不思議な雰囲気でした。

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いつ市橋容疑者が前を通り過ぎて,いつ車に乗ったのかもわかりませんでした。カメラマンが車を取り囲んだのを見て車に乗ったことがわかったぐらいです。

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車はいっこうに進まず,サイレンとクラクションを鳴らし続け,フラッシュが何度も光っていました。

報道の過熱ぶりもニュースになっていて,問題ないとは言えないとも思いますが,恐らく容疑者が移送されることが決まってからすぐに東京駅に向かって場所取りをして3時間ぐらい待ち続け,時間になっても状況は変わらず,まだかまだかと思っているところへ,報道対象が現れる。今までいなかった取材陣もヤジウマも遠くから一気に駆け寄せてくる。

こうなると,「とにかく撮らねば」と思って前に前に出て車を取り囲んでしまう気持ちもわからくないような気もします。過熱報道と言われてるものを肯定するつもりもありませんけど,現場でずーっと待っているであろう人を見て,過熱しないのも無理じゃないかとも思いました。

少し離れたところで,ラジオの中継かと思うのですが,一人でマイクを片手に,もう片方の手にはビデオカメラを持って淡々と混乱の状況を伝えているアナウンサーが印象的でした。

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