「あるニセ占い師の告白」を読んで面白かったので,この本も買ってみました。
それなりに年を重ねると誰でもこういう能力というか技術というか要領は漠然と持っているわけですが,文書にまとまっているのを改めて読んでみると「へぇ〜」と思ってしまいます。
書いてあることは,確かにそのとおりなんですけど,漠然と持っている要領というのは,それなりに「どうすりゃいいんだ」という状況に追い込まれ,相手に対応する前に,相手からの出方を想像して,それに対する答え方などを考えたり,直接相手に対応することを重ねた結果身についたもので,本読んだぐらいじゃあどうにもならないよと思いながら読んでました。
こういう「技」(?)は,使われていると何となくわかるもので,相手が話を前向きに進めようという意図が感じられると乗っかりますけど,相手が自分に有利に進めたいという雰囲気があれば,私なら話に乗らず,ブツブツと会話の端緒をつぶしていきます。
最後まで読んでいくと著者の逃げ道か,それとも本当に極意なのかはわかりませんけど,実践の話が書いてあって,確かに書いてあるとおりなんだけどぉ〜という感じは無くなりました。
この最終章が,私のような中途半端な会話のノウハウを知っている人間への罠かもしれませんけど,,,
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